TC electronic Flashback X4 Delay レビューなど

今回紹介するのは TC electronic Flashback X4 Delay&Looper になります

このエフェクター一言で表すと

デジタルからアナログへの歩みより

と言った印象です


海外のレビューサイトのコメントにどなたかがこの様な事を言われていました

そして使ってみても確かにその通りだなと感じたのでこれを一言とさせていただきました

全文は長いので省きますが訳して要約すると…

これはデジタルとアナログを隔てるエフェクターではなくデジタルの良さをそのままにデジタルからアナログへの歩みよりを実現している!

ざっと訳したのでニュアンスに差異があるかもしれませんがこんな感じです

他の記事でも言いましたが TC と言うと空間系では Line6 と対をなす信頼と実力のあるメーカーです

こと最近のコンパクトエフェクターについては音のクオリティもラック譲りで、インターフェース面(操作面)でもコンパクトらしく使いやすい物に仕上げられています

TC と言うと有名どころでは TC electronic Nova Delay や ラックディレイの名器 TC 2290 なんかもありますよね
このディレイでは2290もモデリングされています

モデリングと言うのか移植というのか…

このエフェクター、ディレイに特にこだわりのある方にオススメです

ただ私のように多少のこだわりがあるくらいの方には少々オーバースペックになる事が多いと感じました


さてまずは主な仕様ですが

・9V供給300mA
・ステレオ入出力
・MIDI端子付き
・EXP端子付き
・Toneprint機能搭載
・Looperモード搭載(40秒制約付き)
・プリセットで選べる音色は12種類
・Toneprint スロットは4つ
・クリアな立ち返り
・3つのセッティングプリセット
・タップテンポ搭載
・四分、符点八分、四分+符点八分の立ち返りを切り替え可能
・内部DIPスイッチ

こんな感じです


私自身書き出してみて驚きの量でした

私はこの仕様の何割を使い切れているのか…

TCとしてディレイに対してやれる事は全て詰め込んだ、スタンダードディレイの上位決定版!といった所でしょうか


音に関して

分類ではデジタルディレイになるのですが、クリアな立ち返りが売りのデジタルディレイも問題がありまして
普通のデジタルディレイではデジタルディレイと言っても立ち返りの音がやはり少し変化する…この点が気になっていた方もおられるのではと思います

このディレイ本当に立ち返り音が生々しいくらいにクリアです

普通のデジタルディレイも良い味ですが、一般的なデジタルディレイを想像して使うとおっと驚かれるかと思います

この立ち返り音、新鮮です

音の解像度が上がるだけでこんなにも新鮮に聴こえるとは思いませんでした

淡々と繰り返すイメージよりはニュアンスを損なわずクリアに返すと言ったイメージでしょうか

では肝心の音は

どうでしょうか?

とても新鮮な立ち返り音に感じたのではないのでしょうか

仕様の説明なんですが

全部を説明したい所ですが長いので省きつついきますね

音色は出荷時プリセットで選べる12種類、どれも素晴らしいクオリティです

ローファイモードを除きどれもFlashback ディレイの生々しい立ち返りをベースに色付けされたディレイそしてアナログ系の

音色では、まさにデジタルからアナログへの歩みよりといった感じでした

デジタルの良さを本当に消さずにアナログらしさを付加しています、その上アナログモデリングであってもニュアンスがぼ

やけすぎす残っているのも良いポイントだなと感じました

個別で音色の感想書くと長くなるので動画リンクで各音色の感想は返させていただきます

9V、300mAですが消費電流が非常に多いですよね

基本的に多くのパワーサプライは1Aまでの電流容量しかないので分岐するとこれ一台で全体の30%を占めてしまいます

また、消費電流も1Aが容量だとするとその80%、分岐した電流を合計で800mA程度で使用する事が望ましいと言われている
のでこれは少々多いなと思います

デジタルな上超多機能、高音質なので使う以上このくらいの代償は必要かと思いますが

ステレオ入出力については、扱いやすい、広がりが出る、ループ内で使いやすい程度にとどめときます…

MIDI端子、EXP端子はお好みでお使いくださいラックなどと併用される方、いいプログラマブルスイッチャーをお使いの方は繋いでMIDI制御されてもいいと思います

Toneprint 機能ですが今回はスマートフォンからの導入だけ書きますね

パソコンから出来るエディター機能は時間があれば追記で書きたいと思います

参考までにエディタを使用したTCのフランジャの記事を

参考 TC electronic Vortex Flanger

スマートフォンでの専用アプリの画面はこちら

トップ画面から製品を選んでアーティストを選択するとこういった画面が出るので、ピックアップの音量を上げてスマートフォンからToneprint 転送用の転送音を出し、それを筐体が読み取る事でToneprint をインストール出来ます

※Toneprint をインストールする時は筐体の音色スロットを入れたいスロットToneprint 1,2,3,4のどれかにしておいてください
通常は赤のインジケータですが転送読取時は緑色に点滅します
今回は大好きなOz Noyさんの物が発表されたのでそれを入れました

Toneprint 単体のレビューはあまり意味は無いのですが、OzさんのパッチSlapper素晴らしいです!ディレイの分類ではまさにスラップディレイで奥行きの空間や厚みを加える事ができます

そしてこのパッチのディレイには少しウネリが入っていました

おそらく音作りの上手いOzさんですので空間感をぐっとプッシュするためにつけたのではと思います

話がそれました


Looperモードですが
Looper?Delay切り替えスイッチから選択可能で
40秒の制約が付いたルーパー上にディレイを調整してかける事が出来ます

40秒もあればディレイを使った印象的なフレーズを作るのには調度いいですし必要十分かと思います
ルーパーを持っていない方にもディレイを消してサブとしてルーパーのみをつかう事も出来ますので一石二鳥といいますか、オススメです

このルーパーモードでは1つのディレイしか使えませんし、プリセットも出来ません

ルーパー+ディレイまで使ってのフレージングにディレイのプリセットは必要なさそうなそうなので十分なのではないでしょうか

3つのセッティングプリセットと符点切り替えですが

符点切り替えして作ったディレイをプリセットにストックするとちゃんと符点の切り替えも保存されます

実際には…

プリセット1に四分のスラップディレイ
プリセット2に四分+符点八分のロングディレイ
プリセット3に符点八分のノーマルディレイ
といったプリセットも可能です

素晴らしい機能です

全く異なったディレイを呼び出し可能なのでペダルボート派のギタリストにはありがたいのではないのでしょうか
また四分+符点八分のディレイはお気づきの方もいらっしゃると思いますが、U2 The Edge さんのトーンも再現出来ます!

ディレイの魔術師の音がこの一台でも再現できるなんて嬉しいですね

タップテンポも付いているので曲に合わせて座ったまま調節も出来ますし、目安で作る時にもいいヒントになります

ほんとにユーザーライクだなと感じます

内部DIPスイッチですが
・キルドライスイッチ
・True/Bufferバイパススイッチ
があります

キルドライに関してはアンプのセンドリターンなどで効果を発揮できますが、問題はトゥルーorバッファバイパス切り替えなんですよね

ディレイはボードなどの組み上げの際に比較的後段に来るのでそんなに必要なのかなと思いました

エフェクターは歪みとディレイだけでいいと言う男前な方にはうってつけだとは思いますが

このようなエフェクターを買われる方は大抵はエフェクト好きでボートはごちゃごちゃしていて、前段にバッファ組みこむ事が多いと思われます

そこでディレイ自体にバッファバイパスが必要なのかと言われると疑問ではありますが一部の使用の仕方ではありがたい機能なのでここはこんなものもついています程度で考えればいいかなと思います

TCのコンパクトシリーズには共通の仕様だそうです


最後に悪い点ですが
・大きい
・多機能過ぎて使い切れない
・高い
・消費電流が多すぎる
といったところでしょうか


私も良いものを良いものをとこのディレイを買ったのですが、正直私がディレイに求めるものはこの筐体ほど多機能ではなくて良かったと感じました

本当にオーバーオーバースペックといった感じです

このプリセットの数やフットスイッチからくる操作性から真価は足元に存在する時と思います

身近でもこれはいいと言って買われた方もいますが、果たしてこれでなければという方はおられるのかなぁと思います

価格もかなり高めの設定ですし、使い切れないほどのスペックを大金を出して買うほどではなかったのかもしれないと感じています

同社から通常モデル、ミニ版モデルも出ていますので生々しいこの立ち返り音が単に欲しいという方はそちらも自分の要望と合わせて検討される事をオススメします

私は通常ラインもいいなと思います

最後まで見ていただきありがとうございます

誰かの購入の参考になれば幸いです

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