「青春漂流」 立花隆 著 書評

seisyun
今回は読んでよかった本のレビューです

読んだ本は立花隆さん著 「青春漂流」 です

この本はいわゆる普通の道を外れて自分の道を歩んだ11人の若者の挑戦をノンフィクションで紹介したと言うより語り合ったものです

本の出版は今から32年ほど前とかなり昔の本ですが

社会の流れが
集団の時代から「個の時代」になっている今の時代だからこそこういった挑戦する生き方をした人がより輝けるのじゃないかと思える内容でした

登場される方は11人

・稲本 裕 さん  家具職人、オークヴィレッジ塗師

・古川 四郎 さん ハンドメイドナイフ職人

・村崎 太郎 さん 猿まわし調教師

・森安 常義 さん 精肉職人

・宮崎 学 さん 動物カメラマン、主に鳥類

・長沢 義明 さん フレームビルダー、自転車など

・松原 英俊 さん 鷹匠

・田崎 信也 さん ソムリエ

・斉須 政雄 さん コック

・冨田 潤 さん 染色家

・吉野 金次 さん レコーディングミキサー、はっぴぃえんど

それぞれ11人の方が自分の道を切り開いていったかたでした

この本に描かれる内容はこの方々のまさに「大衆の普通から離れた期間」

タイトルに添えてあるとおり
大胆に青春を生きた方々の実話です

著者の立花隆さんは「青春」を

それが青春であるかどうかなど考えるゆとりもなく、精一杯生きることに熱中しているうちに青春は過ぎ去ってしまうものである

と本の中で書かれていますが誰しもに言えることではないですが

少なくともこの本に登場される11人の方はまさにそのような生き方だったと思います

確かにこの本に登場される方の生き方は32年前ですから今このような生き方をするのは時代錯誤なのかもしれません

しかしこの方々の自分の信じるものを探求し進み続づける姿勢そして生活の仕方は参考になると思いました

人は大切な事ほど他人に決めてもらいたいもの

と言う言葉を聞いたことがありますが

みんながこうするからそうする、周りがそうだから

と言ってそう生きることが自分にとっていいのかと思わされました
詳しい個人の話は長くなるので割愛させていただきます

この本全体を通してこれはまさにあの話に似てるなと思ったのが

イソップ童話「狼と番犬」

これがとてもしっくりきました

狼と番犬はざっくり話すと安定した生活で吠える日々を送る番犬と、飢え貧しく各地をわたり歩く狼の話です

まさにこの本は狼側だと思います

狼と番犬では彼らの列伝的話は何も出てこず、彼らの接触から話の全体が作られている訳ですが

まさにこの本は狼の列伝だと思います

時代が変わっても大きな悩みは変わらないんだなぁと思いました

どちらを選ぶと言われたらその間がいいなと思いますが狼側だろうなあと思います
登場される方はご存命の方もいらっしゃいます

まさか猿回しやミキシング、ウェイターさんにはそんな道のりがあったなんて…

この本は昔はよく高校生の感想文に使われていたそうですが、自分は読んだためしはもちろんないです

高校生の時にこの本を読んでいたからと言って自分がその時変わっていたとは思いませんが

今読めてよかった

そう思います

誰かの参考になれば幸いです

中古で安く買えるので読んでみてはいかがでしょうか

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