ギターをハイフレットだけスキャロップ加工してみました~スキャロップは弾きやすいのか実験~

今回の記事は昔から気になっていた指板のスキャロップ加工と言う物があるのですが、「弾き心地が変わる」「フェザータッチ」「ピッチが不安定」「低音が削れてシャープな音になる」「チョーキングビブラートがしやすい」などなど、色々な効果なりがあるとの前情報だったのですが、怪しい…そしてあんまり意味ないんじゃないか感が否めない、そして

「正直、背の高いジャンボフレットに変えたらいいんじゃないか」

と思ってました

が大好きなYngwie J Malmsteenがキャリアのほとんどで使われているものですし、実際にやってみて弾いてみない事にはわかんないなぁ…と思っていたので今回思いっきってEdwardsのemv125FR(型番あってるかな)の20~27のハイフレットのとこだけ試しにやってみようと思い削ってみました


手順とか、感想とか、そのほか強度、音云々をざっとまとめてみたいと思います。


まずは必要な道具

多分これでいけそうだなぁと思う物でしたので正規の必須用品ではないと思います

・チェーンソー用金属棒ヤスリ(丸くて太くて荒い目) … これで荒く削りました、チェーンソー用だったのでガリガリいけました
・マスキングテープ … フレットを巻き込んで削らないように使います、3重位で重ねて張ると間違えてもフレットは削れなかったです
・耐水紙やすり #800 , #1000 , #2000 , #3000 (粗削り→整え→仕上げ)で木の丸棒に巻いてキュッとします
・安くて細くて加工しやすい丸い木の棒 … ホームセンターで97円位で買えました
・ティッシュ … 濡れティッシュ、拭きティッシュ
・タオル … 用途は色々

このくらいの道具でしました

やっている途中であ、写真撮っとけばっ良かったと気づき写真が少ないので文多めで説明しときたいと思います


スキャロップの種類

2つあるそうです、大体こんな感じ、詳しくはググってどうぞ

・イングウェイタイプ     …指板全域に均等に溝を掘る
・リッチーブラックモアタイプ …指板の1~6にかけて堀の深さに差をつける

と言う事でまぁ完成度ならリッチーさんだな、と思ってしたがまずは綺麗にやりたい、あとイングウェイさん好きだしと言う事でイングウェイタイプにしました


削り方による強度の問題

これ結構リペアのおじさんに聞いてみたんですけど、全スキャロップにするととても素晴らしい曲がり方をして直すのが大変と聞きました。そこで話しているうちにハイフレット当たりはジョイントの上あたりの上だけで削り方を工夫したらそんなにそらないじゃないのかなぁという事で今回はフレットの打ち直しの時のリペアさんのやりやすさも考慮してこんな感じで掘りました

こんな感じでフレット付近を残して削りました

図汚いというか字も汚いですすいません

office Lensってアプリ便利です。これもそれで撮りました

強度についてはこのギタ―が3p合板ネックでエボニー指板だったのでローズウッドよりは頑丈かなと思ってやりました


でもやっぱりなんでハイフレット?

これはこのギターが27Fまでありますが、高音あたりが弾きにくいという事はデザイン・シェイプがらあまりなかったのですが、ノンストレスのハイフレットって少し興味あるなぁ…といいますかできたらやっぱいいよね

そして…IbanezのJEM(Steve Vaiさんのモデル)がハイフレットだけスキャロップしてたのでVaiさんがしたか、Ibanezがつけようよって言ったのかそれをVaiさんがOKしたのかはわかりませんが、VaiさんがとりあえずOK出したくらいだし、いいんもんだろうと思って踏み切りました。はい、今回の動機は結構単純でした。


手順


  1. マスキングを張る

    こんな感じで張りましたフレットのとこ写真だと貼ってないですけどちゃんと貼りました
    本当はネックを外してやるそうなんですが今回はハイフレットだけだったので付けたままでやる方が安定してるかなと思いまして周りをマスキングで養生してやってみました
  2. 金属棒ヤスリで削る
    すいません写真ないです。手でヤスリに均等に力が加わるように両端に手を添えると削りやすいです
  3. ざっくり粗削りしてこんな感じでした
  4. ここで一回張ってみて弾いてみました
    あー確かにチョーキングとビブラートで指に当たらないのは気持ち抵抗感ないかも…そんな感じでした
  5. 上の写真からあと2フレット削りました(大きめの間隔だったので木の棒に巻き付けてやりました)
    あと細かいやすり掛け

    それでこんな感じでした
  6. でもう一回張って弾いてみました

    あー20と21Fを追加で削ったんですけどこの辺りから削ると使う範囲も合わせていい感じだなぁと感じました
  7. そんなこんなでもうちょっと仕上げをしてこんな感じ

    削った後軽く白っぽかったので心配していたんですがオイルで拭いてたらきれいに色も馴染んでいい感じになりました

感想

始めの分を引用してこんな感じでした

・「弾き心地が変わる」 → いや、さすがにそこまで…若干くらい
・「フェザータッチ」  → 気持ち弦が浮き出て押弦は自然と軽めでもいいんだなと再実感くらい
・「ピッチが不安定」  → そんな事はありませんでしたが、5年たったらもしかしたら数%くらいはあるのかな
・「低音が削れてシャープな音になる」 → そもそもハイフレットだからシャープでしたローフレットなら変化あるかも
・「チョーキングビブラートがしやすい」 → 当たらないだけで気持ちの抵抗がなくて確かにしやすい…なぁ

始めの物についてはこんな感じでした


気づきとか総評とか

・8個の溝堀りで4時間くらいかかった → 疲れました
・お店で頼むと5万位らしいんですけど、まぁ納得しました仕方ないかなと(丁寧にしないとですし)
・自分の場合はハイフレットだけだったからか、すごく実感と言うよりハイフレットに対する気持ちの抵抗がなくなった感じでした(ハイフレットだからと言って気張る事もなくなったのはいいかなぁと割と大きいかなぁと思います)

・たぶんローフレットあたりは削ると低音が削れてシャープはあり得ると感じました
→ ハイフレットはあまり関係ないかもです
・やる価値は楽しかったからあった → 前よりは弾くのが楽しいです

こんな感じでしょうか
うーん、大金を出してやる必要はないと思いましたが、本当に繊細な方には大きな変化かなぁと感じました
今回使ったギターは27まであるのでハイフレットを気にせず使えるようにしたいという気持ちがあったので、やってみてよかったかなと思いました

ハイフレットだけなら本当に大抵の人には僅かな差、繊細な方には大きな差

そんな印象でした

後々調べてみてみると
同じような仕様のギターがESPとEdwardsからKiko Loureiroさんがしてらっしゃいました
ハハハ、やっぱりみんな27Fの前だと考える事は一緒なんだなと笑ってしまいました

KIKOさんのものは12~みたいですね
うーんしてみようとは思いません

でも12辺りからならスキャロップの音の変化もききとれそうかなぁと思います

以上です
写真撮る癖ほんとつけた方がいいなぁと反省しました
誰かの参考になれば幸いです

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