最近読んでいて面白いなぁと感じた本の紹介

またまたしばらく更新をしていなかったのですが、最近本を読むのにはまっていましてその中でも面白いなぁと感じた本なんかを紹介していきたいと思います。
本当にこんな本でしたよくらいの説明になるので気になりましたら詳しくはぜひ本を手に取って頂いてご自身で読んでいただくのが最良かなと思います。


先ず1冊目
三島由紀夫「不道徳教育講座」


ジャンル的にはエッセイ、随筆と呼ばれるジャンルになります。

三島由紀夫がすきだよ。という方も今では中高年の方が多いと思われるのですが、今若い人にもおすすめ出来る内容かなと思います。他の方のレビューにもあるのですが

“不道徳”というものを題材に悪人を徹底的に掘っていくことで三島由紀夫が最も得意とされた“逆説”の形をとり本質的な道徳とは一体なんであるのかを紐解いていくそんな一冊かなと感じました。

内容についてですが1つ1つのタイトルのつけ方が何と言っても刺激的でスキャンダラスなタイトルとは裏腹に読むほどに真面目に考え込んでしまうような内容ばかりで

“週刊雑誌と思って読んだらいい意味で裏切られた!”

そんな本でした。まぁもとは雑誌のコラム連載で書いていたものをまとめて本にしたそうなので週刊雑誌に載っていたのは間違いないんですけども、こんなに目を引くコラムが雑誌にあったらどんなに楽しい経験かと思うと昔の人を羨ましがってしまうのも仕方ないかなと思います。

幾つかタイトルだけ

・大いにウソをつくべし
・友人を裏切るべし
・弱いものをいじめるべし
・罪は人になすりつけるべし
・女には暴力を用いるべし
・処女は道徳的か?
・流行に従うべし
・女から金を搾取すべし
・人の不幸を喜ぶべし
・先生を教室でゆするべし

幾つか抜粋しただけではありますが、何となくですが

“何であんなヤツ好きになるんだ。わけわからない、趣味を疑うよ。”

と周りからは言われているけれどもいつも女性を虜にしてしまう所謂“クズ”だの“ヒモ”と言われる類の人の事を書いているような気がします。が、この本を読みきった後に思うのは

”まだまだあいつも不道徳が足りない。もっとやるなら徹底的にしなくちゃあ”と思われると思います。

そう言った流れから最後にはきっと“完璧な悪人になるには僕じゃ役不足。悪人なんて天才でしかなれないよ”

そう思うに違いない1冊です。あぁなんだか不良がもてはやされる高校生時代にこの本に出合っていたらもう少し僕の高校生生活は変わったんじゃないかなぁ。

会社でむしゃくしゃするとよく家に帰ってこの本を読んでいます。そんな読み方も意外にありかもしれないです。


2冊目
養老孟司,玄侑宗久「脳と魂」


最寄り駅のBOOK OFFの100円コーナーに並んでいた一冊。タイトルと可愛らしい表紙絵に思わず買ってしまった1冊なんですが、内容がまったく軽くない!

ここからの話は興味がある人だけで結構ですので飛ばしてもらっても構いません。


以前に岡潔、小林秀雄共著の「人間の建設」という本を読んで、歴史的名著といいますか歴史的対談だったと感じてはいたんですが、わかった気にはなっているけどもどうも理解できてないことが多すぎるんじゃないかなぁと思い「仏教」「カオス」あたりが自分にはちゃんと整理できてないなぁと感じていました。まさかこんなにも気軽に買ってきた一冊の対談録が助けになってくれるかとは思いもよりませんでした。


追加でもう一つ、井筒俊彦さんという方が著書「意識と本質」「イスラーム文化」の中でも触れられていたやはり「カオス」という概念。これがわからない限りはどうも話が附に落ちない記述が多数ありまして勉強しないとなぁと感じていた時にこの「脳と魂」が直接的な助けにはなりませんが、糸口は少し掴めたなと感じました。

詳しくは自分で手に取っていただかなければわからないことが多すぎるのですが、量子論を進めたシュレディンガーさんが「東洋の思想を学ばなければならない」と言われたという記述がなるほど量子論の入り口の難しさに繋がっているんだなと感じました。西洋ではカオスという概念はとても希薄だったため

“ありはしたんだけど捉えていなかった”

もう少し丁寧に言い換えると

“東洋はカオスがある事が前提として話が進んでいたが、西洋ではないとして言葉をしたためるから腑に落ちないところがあった。”

そのあたりの話が井筒俊彦さんの本を読んでいく際にも助けになるなと感じました。

また

“今の自分に言葉に言い換えられはできないから存在していないと言い切ることは出来ない。”

そういった話でもあるかなと思います。


まぁそんな感じでいろいろ学ぶことは多かったです。

誰かの読書の助けになれば幸いです

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